MP3 is NOT Dead – 性急な「MP3は終了」報道の裏側

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本日Facebookを見ていると「MP3は正式に終了」というショッキングなタイトルでニュースが出ていました。

MP3は使えなくなる!?

MP3がついにその役目を終えようとしています(中略)が、デジタルコンテンツの様相を変えたその功績は計り知れません。(中略)しかしレコードやカセットテープと違って、MP3はノスタルジックなマニア向けの需要ははないでしょう。
MP3、正式に終了のお知らせ – GIZMODE 2017.05.18

「MP3は終了」なんて、思わずもう明日からMP3は使えなくなってしまうんじゃないかと思うような書き方です。駄目押しに旧型のiPodの画像なんか使っちゃったりして。

bilbordも旧型iPodの画像を使って「Officialy Dead」という見出しで報じています。

The MP3 is Officially Dead: License Terminated by Developer – billbord 2017.05.16

その実態は…

しかしながら、GIZMODEもbillbordも文中に触れている通り、

実態は、
MP3がその権利元であるドイツのフラウンホーファー研究所(Fraunhofer Institute)に特許権の失効を宣言されただけで、それ自体は何も新しいことではありません。

言い換えれば、
更新手続きをしないで時間が切れたから特許が失効しましたよということです。

この事実自体は去年あたりから報じられていました。

結果、研究所は権利の更新をせず、MP3のサポートは終了となりますが、代わりにMP3はライセンス処理から解き放たれ、なおかつ第三者機関によって研究も可能になるでしょう。

もしかしたら今までライセンス料によってMP3で出版できなかったものがMP3で出版できるようになるかもしれません。そういった類の話であり、今まで使えていたMP3がいきなり過去のものになり使えなくなるといった話ではありません。

研究所の意図は

むしろ研究所の意図としては、ライセンスが終了し、フリーで使えなくなるMP3よりAAC等のフォーマットが広がって欲しいのが本音でしょう。

しかしそういった研究所の意図通り、MP3はもう終わってしまうからAACを使ったほうがいいという論調のGIZMODEの態度のは疑念を抱きます。

むしろGIFも2004年に特許が失効した後、現在も使われていることを考えると、MP3が「終了」だとは到底言えないのではないでしょうか?

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