ブギーはどこに向かうのか? Tuxedoと星野源の共通項

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ブギーとは?

みなさんブギーとは何かご存知でしょうか?
ブギーとは、ディスコを基本としながらも、スネアが入る2拍目にアクセントが置かれ、ちょっとモタッとするようなジャンルで、言葉で表すなら「ドン、ドン、ドン、ドン」ではなく「ドン…パッ、ドン…パッ」となるような音楽のことです。ディスコが上昇的な指向を持つのに比べ、ブギーはその場での足踏みに近い動きになります。

Duft Punk – “Get Luckey” (2013)

ブギー復興の元となったのは何と言ってもDaft Punkです。

元ChicのNile Rodgersを迎え、これまでのエレクトロニック路線から一転、ブギーにに挑戦したDuft Punk – “Get Luckey” (2013) 以降、ブギーはEDMシーンに対するアンチテーゼのような立ち位置となり、

Pharrell Williams – “Happy” (2013)

Pharrell Williams – “Happy” (2013) や、

Mark Ronson – “Uptown Funk” ft. Bruno Mars (2014)

Mark Ronson – “Uptown Funk” ft. Bruno Mars (2014) などなど、続々とヒットチャートを席巻していきました。そんなブギーが大衆化し、市民権を得たところで出てきたユニットがTuxedoです。

Tuxedo – “Do It” (2015)

この”Do It”のように、Tuxedoといえばこれまでオマージュ的に行われていた王道80’sブギー的展開を大真面目にやったり、

「SnoopDoggの元ネタが何の曲かわからなかったから自分たちで作った」(タキシードことメイヤー・ホーソーンとジェイク・ワンが新曲「Number One」を公開 – Wax Poetics Japan)

といったいわば、Get Luckey以降のサンプリング文化を大真面目に踏襲して出てきたユニットです。Tuxedoのその路線は高く評価され、そのままTuxedoはグラミー賞にまでノミネートされました。

そんな彼らですが、最近少しブギーから離れている傾向があるように感じます。

Tuxede来日と新アルバム

Tuxedoは4月22日渋谷Visionで来日公演を行なっていたのですが、

Tuxedo – “2nd Time Around” (2017)

セカンドアルバムを引っさげての来日公演では、ファーストアルバムのブギー的な空気はもちろんあったものの、ややストレートにディスコ的な曲が多くなってきました。

日本においてのブギーの変化

ブギーに関しては奇しくも日本でもアメリカと同じような変遷をたどっています。

AKB48 – “恋するフォーチュンクッキー” (2013)

2013後半頃から、日本でもアメリカで流行し始めたブギーへの返答として、AKB48 – “恋するフォーチュンクッキー” (2013)や、

tofubeats – “ディスコの神様” feat.藤井隆 (2014)

tofubeats – ディスコの神様 feat.藤井隆 (2014) 等々の楽曲が作られました。これはら大きな成功を収め、日本でもブギー的な曲が流行することになりました。

Tuxedo = 星野源?

星野 源 – “SUN” (2015)

Tuxedoと同じ2015年にブギー調の曲”SUN”を発表し、一躍有名になった星野源は、

星野 源 – “恋” (2016)

2016年後半にディスコ調の曲”恋”を発表し、ミリオンを獲得しています。

ブギーが大衆化いていく過程でリズムの揺れは排除され、ディスコ回帰の流れがここでも見て取れるのではないでしょうか?

まとめ

つまり何が言いたいかというと、これから時代の変化とともにブギー調のダンスミュージックは徐々にディスコ化していくのではないかということです。少なくとも日米のダンスミュージックの変遷を見る限りそう感じられます。

また、最近では EDMに陰りが見え始め、皆が次なる大衆的ダンスミュージックを模索している時期だというのも大きいでしょう。

実際のところ将来の音楽シーンがどうなるかは誰にもわからないですが、たまにはこういうことを話してみるのも面白いのではないかと思います。

以上、読んでいただきありがとうございました!

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